コラム
女性の8割は間違ったスキンケアをしている

横浜市鶴見フェイシャルエステサロンTKbeauty澤居寿江(さわいとしえ)です。
(自己紹介はこちらです)
◇女性のスキンケア8割は間違えている◇
私は9年程、訪問販売化粧品の代理店をしていました。
はい、つい昨年まで。
エステティシャンとして独立起業した私がぶち当たった壁。
それは、お客様の肌が次来店したとき完全に戻っている・・・。
リピートしていただけるのは大変ありがたいことです。
でも、現実はイタチの追いかけっこ。
そこで、ホームケアの提案ができる人になりたくて化粧品屋さんの本髄に迫りました。
訪販化粧品の化粧品販売テクニックは素晴らしかったです♪
「へ~」「へ~」の連続。
良質な化粧品を正しく使って、良さを実感していただく技は納得でした。
化粧品を実際に体験してもらう実践販売が訪販スタイルです。
ただし、私のお客様はエステでキレイになりたい女性達です。
どのように取り入れるかを模索しチャレンジしました。
リピーター様2回目の来店で登竜門を用意しました。
洗顔レッスンを始めたのです。
「洗顔を制すものが美肌を手に入れる」今や常識です。
しかし、「正しく」「やさしく」「ていねいに」これを伝えるのは言葉でも書面でもムリです。
トライ&エラーを繰り返しました。
「毎日の洗顔を変えるだけで肌が変わかも♪」そんな発信をしながら・・・
実際に日頃行っているW洗顔をやっていただきました。
化粧品の適量を把握して使う人はいませんでした。
「やさしく」の手触りが適圧だったのはほんの一握りのお客様でした。
泡立ては本当に皆さん苦手なようです。
泡立てネットやスポンジが普及するワケがわかりました。
私が伝えたかったのは、
『化粧品は適量、やさしく丁寧にスキンケアをしたら肌がどうなるか』でした。
「洗顔はつっぱるくらい洗った方がいい」と乾燥を気にするお客様が言います。
「クレンジングはゴシゴシ洗わないと落ちた気がしない」とシミに悩む女性が言います。
泡もたてずにずっと顔を洗い、「私は敏感肌」と言います。
このような洗い方なら、「朝はぬるま湯ですすぐのがイイ」ってなりますよね。
朝晩、毎日、生涯行うであろう洗顔が、コツコツ積み重ねて悪しき習慣にするか美肌へ導くか・・・
勿論、続けていただくのはお客様です。
『化粧水は手でつけるか、コットンを使うか』
『乳液とクリームは両方必要か』
『クレンジングはオイルとクリームどっちがいいか』
よく聞かれました。
正解は使う化粧品メーカーのラインナップをその通りに使うことです。
自分の肌状態に合わせたものをメーカーが推奨する方法で使用することです。
正直、洗顔レッスンを始めた当初は半分くらいのお客様がフェードアウトしていかれました。
でも、半分のお客様はあきらかに肌が変わり、美意識が上がり、スキンケアに興味を持ってくださいました。
「化粧品を使ってみたい」そう言って購入につながっていきました。
登竜門を作ってからは、ほぼ私からホームケア化粧品を買ってくれるようになりました。
お肌を通したコミュニケーションが深まりました。
長くお付き合いできるようになりました。
今は、もっと簡単でもっと一人一人の肌質に合わせたホームケアの提案をするようになりました。
私が『魅せたくなる素肌へ導く』提案で失ったものと手に入れたものです。